三年前、自分のバーチャルキャラクターを作るため、他の人が描いたイラストを探して参考にすることがあります。その時見つけた絵の一つで『魔女の旅々』という小説が知っていました。
 それは、若くして魔女となった少女イレイナが、様々な国を訪れたり、様々な人に出会ったりしながら旅をする物語です。端的に言えば、面白かったです。心が温かくなる話もあれば、どこか残酷なものや不穏な感じをする話もあります。全体としてはいい人も悪い人も変な人もいて、イレイナは彼らとどこか淡々とした交流をしながら旅を続けていく、そういう話です。グリム童話のような寓話ストーリーの印象も感じました。
 私にとって一番影響を与えるのは物語の始まり、イレイナは旅に出るという夢を叶えるために、日々の努力とこだわりの中で表現された人格的な魅力です。それは退廃な私を引っ張って前へ向き、やがて現実へ向うことができるようになりました。
そして後の物語で、イレイナは人々と出会ったり別れたりして、そこに見えたのは私の理想的な生き方です。そんな彼女に憧れていながら、生活に対する希望も取り戻してきました。
 ですから、こんな物語を作った白石定規先生に対する感謝の気持ちは言葉で表されないほど溢れています。
 この作品も、皆さんに薦めたいです。